ChatGPTのDALL-Eに伝えるプロンプトのコツ

最初の頃はChatGPTにお願い事をすると、結果が出るまでどういうものが回答として帰ってくるか予想ができませんでした。
それは楽しみなことでもあり、がっかりすることでもありました。
実践的にChatGPTを使うようにするには自分の意図した結果が出てくることに越したことはありません。
では自分の意図した結果をChatGPTに出してもらうためのコツは何でしょうか。
今回はChatGPTのDALL-Eに伝えるプロンプトを例にしてコツをお伝えします。

目次

よくない事例:漠然とした指定の仕方

次野文章は、ある小学校の入学式の記事です。
このブログの記事のアイキャッチ画像が欲しいです。
すっきりした絵で入学式の様子を表現してください。

「次野文章」は、「次の文章」が正しい内容ですが、このあたりは気にしないで大丈夫です。
この後に文章を続けて載せたのですが、今回は、この文章は省略して、できあがった絵をお見せします。

ChatGPTのDALL-E

出発明るい青空を背景に満開の桜が広がる、日本の小学校の静かな入学式。
場面は、担任の先生に先導されて興奮した1年生たちが体育館に入っていく様子です。
体育館の入り口はお祝いの飾りで飾られ、中からは上級生の歌声が聞こえてきます。
子どもたちは元気いっぱいで、手を振りながら入場します。
背景では、淡いピンクの桜の花びらが静かに舞い散ります。
雰囲気は新鮮で希望に満ち、新学期への期待に満ちています。

今回はサイズに絞って検討してみます

「アイキャッチ画像」と伝えれば、当然、横長のサイズだと思っていました。
確かに、今までは横長のサイズで作成してくれていましたが、今回は違っていました。
何がいけないのか?
結局は、「アイキャッチ画像」=横長というのは、私が勝手に思い込んでいた内容です。
例えば、ホームページのことを知らない人に、「アイキャッチ画像」といっても伝わらないですよね。
つまりは、誰にでも理解できる具体的な指示の仕方をすれば、自分の思った結果が返ってくる、ということです。

よい事例:数値などで明確に指定するのがコツ

さきほどの絵を800×450のサイズで作成してください。

明るい青空を背景に満開の桜が広がる、日本の小学校の静かな入学式。場面は、担任の先生に先導されて興奮した1年生たちが体育館に入っていく様子です。体育館の入り口はお祝いの飾りで飾られ、中からは上級生の歌声が聞こえてきます。子どもたちは元気いっぱいで、手を振りながら入場します。背景では、淡いピンクの桜の花びらが静かに舞い散ります。雰囲気は新鮮で希望に満ち、新学期への期待に満ちています。

ChatGPTに画像のサイズの指定の仕方を聞いてみました。

次回以降、アイキャッチ画像のような横長の画像を指定したい場合について、サイズ指定の方法を以下にまとめます。

1.用途での指定

  • アイキャッチ画像:ブログや記事でよく使われる横長の画像。 ちなみに、Webサイトやブログで標準的なアイキャッチ画像は横長の形状が一般的です。
  • SNS投稿やサムネイル:FacebookやInstagramの投稿用なら正方形、YouTubeサムネイルなら横長など、用途に応じて適切な比率やサイズを指定します。

2.形での指定

  • 正方形:1024×1024など。ソーシャルメディアのプロフィール画像や製品の紹介画像などに向いています。
  • 横長の四角:1792×1024など。アイキャッチ画像やWebページのヘッダー画像として使用されることが多いです。
  • 縦長のモザイク:1024×1792など。ポートレートや縦長の広告バナーなどに使用されます。

3.ピクセルでの具体的なサイズ指定

  • アイキャッチ画像:ブログのアイキャッチは横長で、800×445や1200×630などのアスペクト比(16:9)がよく使われます。DALL・Eの場合は、1792×1024がこの比率に近いです。
  • サムネイルやSNS用:640×360、1024×512など多く、用途によって異なります。

4.その他

  • 解像度:高品質を求める場合、サイズを大きく指定してから縮小するのも良い方法です。
  • ファイル形式:ブログのアイキャッチ用画像は、JPEG形式で軽量化することが多いです。

基本的に、ブログ用のアイキャッチ画像には横長の1792×1024がおすすめですが、ピクセル指定で具体的なご要望があれば、それに合わせて作成できます。

ただ、サイズを数値で指定しても、全く異なるサイズ(長方形が正方形など)になることもあります。

そして、何度も間違いを指摘しても修正されないことがありますので、この点は今後の成長に期待しましょう!

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