最近ブラジルの病院で、隠し持っていた拳銃がMRI装置の近くで暴発し、男性が死亡すると言う痛ましい事故が起きたそうです。
MRI 検査では、金属は御法度ということがよくわかる事例です。
MRI 検査をしたことがある人も、まだしたことない人も、改めて「MRI 検査では金属の持ち込みは禁止」ということを肝に銘じておいた方がいいですね!
何故金属の持ち込みが禁止なのか
MRI の検査では、金属は持ち込み禁止で、体内に埋め込まれている金属のことも事前に聞き取り調査で相談をします。
MRI は、磁石の原理で撮影するので、磁石に反応する金属の持ち込みは駄目だという漠然として内容は知っていました。
ですから MRI の検査の時には、時計やネックレスや入れ歯などは外しておきます。
問題は、取り外しのできない金属が体内に埋め込まれている場合はどうするかです。
私の場合は、以前胆石の手術をした時に、金属製のクリップを使ったらしくて、それがお腹に残っている状態なのでいつも検査前にはアンケートにその旨を書いて確認をしていますが、それほど大事だとは考えていませんでした。
ところが、MRI 専門のクリニックで、MRI 検査の前にテレビで説明していた金属持ち込みの説明ビデオを見て、「そうか、そういうことだったのか、だから、金属は持ち込み禁止なんだ」と理解できました。
それは、腕時計か何かの金属を身につけていた人が、MRI の装置に近づいたところ、すごい勢いで腕(の金属)が MRI に惹きつけられてピタッ!とMRIの装置にくっついてしまいました。
MRI の磁気は、想像以上にとてつもなく強い!ということがよくわかるビデオ解説でした。
このビデオを見ていたので、今回の腰に隠し持っていた拳銃が暴発したという光景がすぐに目に浮かびました。
とにかく、MRI の検査をする時は、念入りに金属を身につけていないか、チェックが必要です。
私の MRI 体験
MRIの検査で頭のど真ん中の「聴神経腫瘍」が発見できました
何度か MRIの検査を体験していますが、MRI 検査での最大の発見は、頭のど真ん中にできていた聴神経腫瘍でした。
ちょうど東日本大震災が起きた年に、突然片耳が電話の音声が聞き取りにくくなるという難聴に襲われました。
耳鼻科で2週間ほど薬による治療を受けてもダメだったので、私は「もしかして聴神経腫瘍が原因で難聴になったのではないか?」とお医者様に相談したところ、.「それはない!」と鼻から否定されてしまいました。
確かに、突発性難聴の原因が聴神経腫瘍と言う確率は低かったのですが、私は直感的に頭の中に腫瘍ができていると思ったものですから、無理に頼んで頭を MRI で検査してもらいました。
そうしたら頭の画像のど真ん中にしっかりと腫瘍が写り込んでいました。
MRI 検査はすごいなと思いました。
前立腺の癌の発見のためにMRIで検査
最近最近行った MRI の検査は、血液検査でPSAの値が、正常値の4ng/mlを越えていたので下半身を検査するために行いました。
結果的には MRI では異常は見つからなかったのですが、画像で前立腺の癌の検査ができるというのはとてもありがたいことです。
ちなみに、MRI の検査では異常は見つかりませんでしたが、PSA の値が高かったので、N のために生検の検査はしてもらいました。
生検の検査の結果でも、前立腺の癌は見つかりませんでしたが、体のダメージが少ない方法でケースをしてもらえるということは感謝しかありません。
まとめ
私自身は、MRI 検査の時のカンカンカンという大きな音は気にならないので、検査の時は寝落ちしてしまうことも度々あります。
ただ私の友人は、閉所恐怖症ということらしくてMRI の検査は苦手だと言っていました。
しかし、モニターの画面で MRI の検査の結果の画像をお医者さんに説明してもらうと、自分の体の中が一目瞭然で分かるので、検査ができる人は、活用しないともったいないです。
ただ、拳銃やナイフなどは、MRI の磁気の力によって何が起こるかわかりませんので「金属は絶対に持ち込み禁止!」です。