差出人がgmailを使っているメールの内容に広告が表示されていてびっくり!
毎日、たくさんのメールを受信していますが、最近、特に同じような広告のSPAMメールが届くので不思議に思っていました。
ところが、今日、たまたま2日前に届いたメールに返信しようとそのメールを探したところ、見つからないので検索をかけてみました。
そうしたら、探していた差出人のメールアドレスは見つかったのですが、なんと、そのメールの本文の本文には広告が表示されていて、肝心のその人が書いたメールの内容が表示されていませんでした。
差出人のメールアドレスがgmailでhtml形式で表示される本文
メールソフトは、Beckyを使っています。
差出人のメールは、gmailを使ったメールアドレスでした。
他のgmailを使った差出人のメールも確認したところ、同じように広告が表示されていました。
差出人のメールアドレスがgmailでテキスト形式に切り換えて表示される本文
Beckyは、受信したメールをテキスト形式とhtml形式のどちらで表示させるか、を設定できます。
今回受信したメールアドレスは、htmlを標準で表示される設定にしていたので、左下の1.t/plainを選択しないと、差出人が書いて本文は表示されませんでした。
他の人からgmailで届いていたメールで、見落としていたメールがないか、確認中です。
今回わかったのは、
- 本文に広告が表示されているメールの差出人は、gmail.comを使って送信している、ということ
- html形式とテキスト形式のいずれかに設定してある場合に、html形式だと本当の本文を見落とす可能性があること
- gmailを使っているユーザー自身が、相手先に広告が表示されていると気づいていない、と思われること
今回のgmailの広告について検索して調べてわかったこと
「gmail 広告メール」のようなキーワードで検索すると、広告を出す側向けの案内のホームページが見つかりました。
「gmailを使って広告を出しましょう!」という広告会社のホームページがいくつも見つかります。
また、gmailの広告に迷惑している人の相談に対して、
gmailに広告が表示されるのは何故ですか? 突然、表示されるようになりました! 非表示にできますか?操作方法教えてください
gmailに広告が表示されるのは何故ですか?
突然、表示されるようになりました!
非表示にできますか?操作方法教えてください
これに対して
本質的には、Googleも営利企業であり、かつ広告が収入源ですので無料で使っている場合には、表示されるのはやむなしだと思います。テレビのCMと同じ形。
参考:https://support.google.com/mail/answer/6603?hl=ja
いままで出なかった理由はわかりませんが、何らかの広告ブロック機能をインストールされていた可能性もあります。ただしそうしたものを入れると、表示できないサイトも出てきますので、一長一短です。
これは、Gmail ヘルプ の回答なので、そういうことなんですね。
ただ、問題は、広告が相手に表示されていることをgmailのユーザー自身が知っているか、です。
ちなみに、ここでいう「gmailの広告」が、今回私が気づいた広告のことかどうかは、はっきりしません。
まとめ
ここでは、gmailに広告がつくのがいい、悪いを言っているわけではありません。
- まずは、gmailを使って送信すると、相手に広告が表示されることがある、ということを知っておくこと。
- 次に、gmailからのメールの本文が広告だったときに、本当の差出人の本文を見落とす可能性があること。
- そして、会社が組織からメールを送る公式のメールの場合には、会社や組織で発行しているメールアドレスと広告付きのgmailのいずれがいいかを判断して使用した方がいいということ
自分がgmailを使って出したメールに、知らない間に広告が一緒に相手に送られるってことは、gmailのユーザーにとって当たり前のことなんでしょうか?
私は、会社のドメインのメールアドレスしか使っていなくて、メールソフトもBeckyを愛用している言うと、gmailの愛用者からは時代遅れと笑われますが、今回のことを知って、ますます時代遅れのままでいいや思いました。
とにかく、今回の発見(?)は本当にびっくりした内容でした。
補足1
この記事を書いた翌日、改めてメールを確認したところ、不思議なことに、広告内容が消えていて、本来の差出人からのメール本文が表示されるようになっていました。
私のパソコン固有の問題なのかとも思いましたが、特に設定を変えたわけではなく、狐につままれたみたいな気持ちです。念のためご報告まで・・・。
補足2
皆さんは2022年3月23日に株式会社みずほファイナンシャルグループ、つまりみずほ銀行から次のようなニュースが出たことをご存知でしょうか。
株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:木原 正裕、以下「<みずほ>」)とグーグル・クラウド・ジャパン合同会社(代表:平手 智行)は、このたび、デジタルトランスフォーメーション(DX)分野における戦略的提携に合意しました。
グローバルで開かれた総合金融グループを掲げる<みずほ>と、クラウドサービスに強みを持つ Google Cloud は、各々の強みである、”総合的な金融サービスの提供力”と”クラウドサービスの提供力”を融合し、日本のみならずアジア、世界の金融サービスの飛躍的な発展と新しい金融サービスの協創に取り組みます。<みずほ>と Google Cloud は、以下を共同で取り組み、複層的にDXを推進、加速させます。
引用元:https://www.mizuho-fg.co.jp/release/20220323release_jp.html
日本の大手銀行の顧客情報がGoogleと共有する、ということは、預金高など日本人の個人・企業の財布の中味が全部わかってしまう、握られてしまう、ということに恐怖を覚えました。
Androidのスマホのログインに、指紋認証や顔認証を何の疑いもなく使っていますよね。
今までは、警察に逮捕されたときなど、例外的にしか指紋は採取されなかったのに、今では、スマホを使っている人のほとんどの指紋が拇印のようなアナログの方法ではなく、デジタルの方法でくっきり採取されています。
レンタルサーバーなど、自分の管理しているサーバーやパソコンでさえ、IDとパスワードをChromeを通じてGoogleに教えているようなものです。
そして、gmailを通じて、個人情報のやりとりは、全てGoogleに筒抜けになっている、と考えると恐いと思いませんか?
同じことが、中国も真似しようとしている(すでに行っている)と思っていますが、これは、素人の被害妄想でしょうか。
なぜ、企業が携帯電話番号や個人のメールアドレスを入力させたいか、というと、これらの情報で個人データを紐付けしてデータベース化しているからだと思っています。
ビッグデータというのは、こうして作成されているのではないかと思っています。
マイナンバーカードも紐付けのデータとしては最適ですよね。
そういうことを知った上で、承知で利用するのであれば問題ないと思いますが、こういう話しをすると、心配性だ、とか、そんなわけはい、と確信をもって攻撃的に言われることが多いのです。
もしかして、私の考えに大きな誤解があると困りますので、何でも鵜呑みするのはよくないですが、こういう問題意識は常にもっていた方ガいいと思います。