Microsoftが2025年10月でサポートが終了するWindows 10向けの延長サポートプログラムの料金を発表
延長サポートプログラムのポイント
Windows10のサポートが2025年10月で終了します
サポートが終了するとWindowsのセキュリティ更新プログラムの更新がなくなりますンがWindows 11では使えない
ゆえにWindows 11に移行していないWindows 10のユーザーが未だに多い
そこでMicrosoftは3年間にわたるアップデートを受けられるようになるESUプログラムの提供を発表していました。
法人向け料金
- 1年目はデバイス1台当たり61ドル(約9200円)
- 2年目は122ドル(約1万8500円)
- 3年目は244ドル(約3万7000円)
個人ユーザー
- 未定・・・・2024年後半に発表とのこと
教育機関向け
- 1年目は1台当たり1ドル(約150円)
- 2年目は2ドル(約300円)
- 3年目は4ドル(約600円)
Windows 10 からWindows11にするにあたっての問題点
今までも、Windowsが次のバージョンに移行する際には、とてもたいへんでした。
その際には、大きくは次のような流れが一般でした。
- まだまだ現役として使えるパソコンは、OSだけを入れ替える
- 買い換え時期のパソコンは、新しいOSの入ったパソコンを新規購入する
今まで起きていた問題は、新しいOSになると、今まで使用できていたソフト(アプリ)が使えなる場合でした。
つまり、今までのOSで全く問題がなかったソフト(アプリ)が使えなくなり余計な出費が強制されるわけです。
ちなみに、私が使用している年賀状ソフトは、2004年に発売された筆自慢2004ですが、開発会社がすでになくなったので、このソフト自体のアップデートがなされていません。
そこで、その後のOSのアップデートに伴って、一部、使用できない機能がありますが、Windows11でも使用できていて、一番のお気に入りの年賀状ソフトとして現役で使えています。
買い取り型のソフトだとソフト会社はたいへんだと思いますので、サブスク型の料金も理解できますが、いずれにしても、OSのアップデート=新しいソフト代の強制、という図式に抵抗があります。
ところが、今回のWindows11のアップデートは、まだまだ現役で数年は使えるパソコンを強制的に買い換えなければならない、という点です。
YouTubeなどで紹介されているように、Microsoft側がWindows11で使えないというパソコンも、実は使えるんですね。
ただ、Microsoft側の都合で多くの現役パソコンを買い換えろ、と強制されているんですね。
いずれ、現役パソコンも年数が経てば買い換えの時期がきますが、それを一方的に強制されるので、今回、Windows11への移行が遅れているのだと思います。
パソコン屋としての今現在の状況
Windows11に対応しているパソコン
時期的にそろそろWindows11にアップデートする
Windows10に対応していないパソコン
今のパソコンを購入してから5年以上使っている場合は、新品ないし美品の中古パソコンに買い換える
まだまだ現役で使えるパソコンの場合が一番の悩みです。
パソコンを人間に例えると、40代、50代で働き盛りの優秀な人を、強制的にクビにする、ということですからね。
なんとも、割り切れない思いです。
一つは、YouTubeなどで紹介されている方法で、OSだけをWindows11に入れ替える、という方法があります。
ただ、これは、MicrosoftがWindows11のアップデートの際に使えなくする可能性があります。
二つは、一部の人向けの限定的な使い方になりますが、現役のパソコンにOSとしてWindows Serverをインストールして、サーバー機として活用する方法です。
例えば、FileMaker ServerをWindows11がインストールできないワークステーションにWindows Serverをインストールする、という使い方が考えられます。
補足
先日、Windows11対応のパソコンをリカバリするために、Windows10→Windows11の順で新規インストールしたところ、Windows11のライセンスの認証がうまくできませんでした。
そろそろ、Windows11の無償のアップデートに制限をかけはじめたのか、と思った事例でした。
Windows10からWindows11への無償のアップデートが有償になると困るので、タイミングとしては、Windows11に対応しているパソコンは、そろそろ、Windows11にアップデートする時期かな、と思っています。
引用元:Gigazin