■私がBeckyを選んだ理由
私は20年以上前に、さまざまなメールソフトを試した結果、Beckyを選択しました。
それ以来、Beckyでトラブルが起きたことは一度もありません。
■Beckyの移行の簡単さ
パソコンをリカバリしたり買い替えたり、OSを入れ替える際に、メールの移行がスムーズに行えないことが頭痛の種でした。
しかし、Beckyの場合、ドキュメント内に作成したBeckyのフォルダーをそのまま新しいパソコンに移すだけで、移行が完了します。
新しいパソコンにBeckyをインストールし、移行先のフォルダーを指定するだけで、設定情報やパスワードを含め、全てが自動的に移行されます。
■Beckyのデメリット
Beckyには、導入時に二つのデメリットがあります。
一つは、Beckyが無料ではなく有料のソフトであることです。
もう一つは、Beckyの知名度がそれほど高くないことです。
■Beckyのコストパフォーマンス
確かにBeckyは有料ですが、一度の購入で済みます。
価格は1ライセンス4,400円(税込み)です。
この金額で20年以上使い続けているユーザーが多数います。
MicrosoftのOutlook ExpressやWindows Live メールのように無料ソフトが次々に変更され、その度に設定や使い方に時間を取られることを考えれば、この金額は決して高いとは言えません。
■知名度の低さと実力
Beckyは知名度が高くないため、世間ではあまり知られていませんが、それが悪いソフトというわけではありません。
例えば、慶應大学では長い間Beckyを学内のメールソフトとして使用していました。
この事実を話すと、Beckyの実力を認識してもらえることがあります。
■Outlookに感じる不満
私がこのBeckyの話をしたのは、Outlookに不満を抱く人が多いためです。
特に、パソコンを買い替えた際にOutlookの設定がうまくいかないという相談をよく受けます。
Outlookの設定は複雑で、メールの移行も簡単ではないため、悩む時間が増えてしまいます。
■OutlookとBeckyの技術的な違い
Outlookは、すべての情報を1つのpstファイルにまとめて保存する形式です。
そのため、ファイルが破損した場合、すべてのデータが影響を受けるリスクがあります。
一方、Beckyはメールごとにファイルが分かれて保存されるため、一部のファイルが壊れても他のファイルには影響がありません。
■メールソフトの選択について
メールソフトは何を使うかは個人の自由ですが、私はBeckyの方が初心者に優しく、移行も簡単で、安全だと思っています。
MicrosoftのWindows Live メールからOutlookへの移行については、別の専用のマニュアルを参考にしていただければと思います。
■結論
今回お伝えしたかったのは、Windowsを使っていてメールソフトで悩んでいる方におすすめなのはBeckyであるということ。
Beckyは有料ですが、その価値は十分にあります。
特に、パソコンのリカバリや買い替えの際に簡単にメールのデータを移行できる点が大きな魅力です。